法務人材とはどんな人材か?募集要項から見る企業が法務に期待すること!私が転職時の募集要項も公開!

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法務人材とは具体的にどのような人材をいうのでしょうか。
それを知る上で、一般的な企業が法務に担当してもらいたい業務がどのようなものかということは法務の募集要項を見ることが良いと思います。
それでは以下の一例を見ていきましょう。

1.具体的な求人情報の一例

【ポジション】
 法務責任者候補

【募集背景】
 業務拡大により、新規に法務専門部署を担っていただける方を募集致します。
 現在管理部門長が担当している下記を業務を担当いただく予定です。

【仕事内容】
 ①機関運営(株主総会、取締役会等)
 ②契約書の作成内容、審査および交渉支援
 ③社内での法務相談
 ④顧問弁護士等、社外専門家との窓口業務(紛争訴訟対応含む)
 ⑤各種法律改正の調査、対応策立案および社内周知
 ⑥コンプライアンス体制の構築
 ⑦規程の整備
 ⑧IPO関連業務

【必須要件】
 3年以上の企業法務経験 ※業界不問

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2.現在の法務に期待すること

上記が、私が法務で転職活動をしてきた中で、よく見ていた募集要項です。

これを読んでいただいている方が属する企業、それが大企業ならなおさらですが、他の部署(株主総会は総務が担当など)が担当している業務もあると思います。

しかし、法務の求人を出している企業は、この業務内容を法務が担当することを要望しているのが現実です。
特にIPO準備中の企業等、成長段階の企業では、いわゆる「一人法務」として、上記の業務内容を担当することを期待されているのです。

私は小規模な成長段階の企業で法務(法務含めた管理部門全般)、特に「一人法務」を経験してきましたが、一般的に想像される法務よりはかなり幅広い業務を担当したと感じています。

逆を言えば、契約書のチェックだけをしてきた法務経験者よりは、法務以外の業務を幅広く担当してきた方のほうが現在求められる法務を担えると感じています。

一人法務は経験値が増えますよ!

3.私の法務転職時の募集要項

ちなみに私が法務として入社したときの募集要項は以下になります。

【仕事内容】
 ①株主総会・取締役会関連業務
 ②契約法務
 ③株式実務
 ④コンプライアンス業務
 ⑤上場準備業務(IPOのための体制構築)
 ⑥その他、庶務業務

【必須要件】
 企業内での法務・総務経験者

【歓迎要件】
 上場企業もしくは上場準備企業での法務・総務経験
 経理経験もあれば尚可

【あれば尚可】
 ご自身で手を動かして頂ける方
 協調性のある方 

アンダーラインのところが重要です!

4.まとめ

現在、求められる法務像を募集要項から見ていきました。
以下の事項がありました。

  1. 具体的な求人情報の一例
  2. 現在の法務に期待すること
  3. 私の法務転職時の募集要項

企業側が法務に期待していることを参考にしていただければと思います。

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