2級の正答率95%!『ビジネス実務法務検定』で企業法務の基礎を身につけよう!

ビジネス実務法務検定の記事のアイキャッチ画像

法務に役立つ資格を紹介していきます。
今回は、ビジネス実務法務検定です。
ビジネス実務法務検定は東京商工会議所が実施しており、2023年度は53回~54回を予定しており、長年の試験実績があります。
最近、IBTおよびCBTの2方式となりました。
では、見ていきましょう。

法務に役立つ度:★★★★★

1.私の合否

2級および3級に合格しています。

同時受験しました!

2級の正答率は95パーセントです。

ビジネス実務検定2級合格証書

3級の正答率は93パーセントです。

ビジネス実務検定3級合格証書

2.試験範囲(2級)

企業活動の実務経験があり、弁護士などの外部専門家に対する相談といった一定の対応ができるなど、質的・量的に法律実務知識を有していることが求められています。

①民法関連
民法、借地借家法、破産法、民事保全法、民事再生法、仮登記担保法など

②会社法関連
会社法、金融商品取引法、商法、手形法、小切手法、会社更正法など

③労働関連法
労働基準法、労働組合法、男女雇用機会均等法、労働者派遣法、労災保険・雇用保険・年金・医療保険の知識など

④その他
独占禁止法、不正競争防止法、下請法、景品表示法、大店立地法、消費者契約法、割賦販売法、特定商取引法、個人情報保護法、特許法、著作権法、商標法、実用新案法、意匠法、行政手続法、医薬品医療機器等法、条例や行政の知識、環境害関連法による規制の知識など

2級は民法と会社法を中心に勉強しましょう!

ビジネス実務法務検定の合格証書

3.法務に役立つ資格なのか

資格名が、ビジネス実務法務検定となっている通り、企業法務で必要な知識を勉強することができ、法務に役に立つ資格だと思います。

上記の試験範囲に記載している法律は多数になりますが、記載の法律がまんべんなく出題されるというわけではなく、あくまでビジネスに関連する分野が出題されます。
私も一般企業に勤務している時代に受験したのですが、ビジネスパーソンとして経験がある方のほうが、試験範囲の内容をより理解できると思います。

法務の仕事は、今回の仕事はこのあたりが関係するだろうとまずはあたりをつけることが必要になります(頭脳の瞬発力)。
そのためには、企業法務に関する幅広い知識が前提で、本資格で幅広く勉強できるということが、法務の仕事をする上でとても役に立ちます。

もちろん、合格することが一番の目的となりますが、本資格の勉強の過程で実際の業務とその根拠になる法律を丁寧におさえていって欲しいと思います。

私も次は1級にチャレンジしたいと思っているのですが、1級は、2級までの知識を前提とした具体的な事例に対する論述問題で、合格率は10%とかなり難易度が高いものとなっています。
まずは、3級から2級へとチャレンジを進めて、企業法務の知識を幅広く深めて欲しいと思います。

1級の論述問題にも頭脳の瞬発力が必要です!

4.参考サイト

東京商工会議所検定サイト | ビジネス実務法務検定試験®

5.参考図書

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