経理の方必見!法務になりたい経理の方がすべき5つのこと!数字に強い法務になろう!

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法務を目指してい経理の方へ、将来法務になったときにきっと役に立つ経理のうちにできることを記載していきます。
法務と経理は遠い職種だと思われがちですが、同じ管理部門同士、相互に関連する業務はあります。
それでは見ていきましょう。

1.会社の財務状況を大きな視点で見る

会社の貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)がわかる法務は強いです。
取引先の財務状況や、M&A案件での財務デューデリジェンス等、法務の業務にも関連しますし、取締役会でも月次決算の議題から始まることも多く、自社の財務状況の把握は法務でも必須だと思います。

他社の人事の方との会話の中で、やはり人事も数字がわかる人が強いと言っていました。
法務も同様だと思います。
私も財務会計に強くなりたいと思い、大阪商工会議所主催のビジネス会計検定試験2級を取得しました。

経理ならば、財務情報にアクセスできる立場なので、立場を活かして、自社の財務状況を大きな視点で分析することに取り組んで欲しいと思います。
また今後、開示業務やIRを担当するために、自社の財務分析のための財務指標(ROAやROE)をマスターして欲しいと思います。

数字に強い法務を目指そう!

2.取締役会に提出する月次決算作成を担当する

取締役会に提出する月次決算の作成を担当する機会があったら、積極的に手をあげましょう。

取締役会で月次決算を報告する財務担当の役員と月次決算資料を作成する過程で、代表取締役を含めた他の役員が月次決算で注目するポイントを理解することができます。
そういった経験は、将来、法務として取締役会に出席するときのためになると思います。 

役員が取締役会で突っ込んでくるポイントを知り、その対策をしてください

経理の名刺

3.開示業務を担当する

次の段階は上場企業であれば、四半期決算の開示を含めた開示業務にチャレンジして欲しいと思います。

決算短信や四半期報告、有価証券報告書の開示だけでなく、その他重要な事実の開示も担当することを通して、金融商品取引法や会社法の知識を得ることができ、将来法務としてインサイダー取引防止などにかかわる場合に役に立つものとなります。

4.事業報告の作成を担当する

次の段階は決算の集大成である事業報告の作成です。
将来、法務となり、株主総会事務局のリーダーをする場合、事業報告作成の経験は大変役に立つものだと思います。

事業報告の内容がわかっていれば、株主総会の報告事項である事業報告の見せ方や、株主からの質問に対応する想定問答集の作成にとても役立ちます。
もちろん、事業報告の全体を把握することで、将来法務として事業報告作成に参加するときのためになることは間違いありません。

5.有価証券報告書の作成を担当する

今まで株主総会後の提出していた有価証券報告書ですが、経済産業省による事業報告等と有価証券報告書の一体的開示推進の取り組みを受け、今後有価証券報告の内容も株主総会前に開示しなければならない可能性もあります。
自社のリソースが不足することも考えられるため、有価証券報告書作成にも積極的に取り組んで欲しいと思います。

6.まとめ

ここまで経理の方が法務を目指すために今できることを記載しました。
経理の方が今チャレンジできることは以下の5点です。

  1. 会社の財務状況を大きな視点で見る
  2. 取締役会に提出する月次決算作成を担当する
  3. 開示業務を担当する(決算資料の作成)
  4. 事業報告の作成を担当する
  5. 有価証券報告書の作成を担当する

経理の業務の中でも、少しずつ法務の業務に関連するものに取り組むことによって、法務になったときに必要な知識や経験を得ることができます。
積極的にチャレンジしてください。

経理は法務に遠いイメージがありますが、実は法務の業務に関連するものは多いです

ビジネス会計検定については、以下の記事で詳しく解説しています。
一度確認してみてください!

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